派遣ではたらく、ということ。
今日から、新しい派遣の女性が来た。
13日の金曜日に最終日を迎えた女性派遣社員の方との交代。
思えばここの業務で人が変わるのは4人目。しかも、だいたい2ヶ月ごとに。
時給の折り合いがつかなくなった、体調が著しく悪化した、パソコンが出来ないから。。。と、
それぞれの理由がその都度聞かれた。
金曜日に辞めた方の理由は「パソコンが出来ない」という理由の他にあると、
社員の方や他の派遣の方の話で私は知っていた。
もう、最後になってしまうからと木曜日に何人かとランチを共にした。
「どうしたらパソコンが出来るようになるのかな」
「次に仕事はちゃんとあるのかな」
「もう少し私が仕事が出来ていれば」
「迷惑をかけてしまった」
そんな言葉が彼女の口から次々と出てきた。
その彼女は、パソコンが出来ないわけではない。
マイクロソフトオフィススペシャリストの資格も取得していて努力はしてきたと思われる。
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完全な『マッチングミス』である。
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同じ業務で次々にリタイヤが出る要因は、
派遣元である派遣会社が業務内容のヒヤリングをしっかりと行わない。
その人の能力がどのような場で最大に活かせるかを見極められない。
そのうち慣れるから、と、スタッフの方の不安を見て見ないふりをする。
究極、人がいないから誰でもいいから派遣する。
という悪循環から起こりうる。
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その彼女にも本当の理由を言わない限り、彼女は「パソコンが出来ない」という事だけが頭に残り、
今後もそれを基に過ごすことになると思う。
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派遣ではたらく、ということは、出来て当たり前というふうに見られるので、
状況に応じてスキルアップは必要だけど、派遣先の環境も大きく左右するとも言える。
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キャリアの棚卸をしてみるといいかもしれません。
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