人生に遅すぎるということはない
今でこそ、
あたり前のようにお湯を注ぐだけの即席めん。
日清食品創業者安藤百福氏。
安藤氏は22歳の時、
父の遺産を元手に事業を始める。
財を築いたが戦火で灰燼に帰し、
戦後裸一貫で始めた製塩業は事情により整理。
その後信用組合の理事長を務めるが経営破綻。
そんな安藤氏を周りは哀れみの目で見ていたという。
1度ならず3度も振り出しに戻った紆余曲折を経て、
早朝から夜中遅くまで1日も休まず
即席ラーメンの研究に没頭した。
財産を失っただけ。
その分だけ経験が血や肉となって身についた。
次の夢へと向かった安藤氏が、
48歳の夏に「チキンラーメン」を完成させ、
10年余り後に「カップヌードル」を開発。
国民食にした。
「人生に遅すぎるということはない」
安藤氏の言葉に興味が湧いた。
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