聞き手を意識する
大学生が2,000字以上のレポートを提出。
キャリア形成論Ⅰ履修後の前期総括レポート。
ここ最近
スケジュールの合間をぬって
何百人という学生のみなさんのレポートに目を通した。
よく考察されているという感想を持った。
特に目を引くのはオリジナリティがある文章。
今回、講義に対しての要望や改善点も記してもらうようにした。
あまりに正直で一瞬ドキッとすることもあったけど
今後の信州大学の学生のみなさんやキャリア形成論の在り方を
よりよくしていくためには必要な要素だと考えている。
「間違いなく今年自分が受けた講義の中で
先生ほど聞き手を意識した講師はいなかった」
感想で上記のように感じてくれた学生が9割だった。
こちらは分かっていることを伝えるけど、
学生のみなさんは、初めてめて聞く言葉だったり、
これから経験していくことを学ぶ。
自らが自覚し、考え、納得出来るように、
授業内容を最大限に活かすための仕掛けを行ってきた。
それを感じ取れる学生の感性は素晴らしい。
年齢を重ねるにつれ感性が鈍り、大人への研修時には
この‘気づき’さえ、もたらされない。
受け容れることも出来ず、批判や評論ばかり口にする。
素直な一面が無くなり研鑽することをしない。
自分には必要ないと思っている。
これから社会へ出て行く学生のみなさんの感性が磨かれ、
この気づきを活かして有意義に過ごしてもらいたい。
関連記事