何も言わず

何も言わず、時が来るのを待つというのは、
なかなかしんどい。
自分の中で決めていることを、公にせず、
じっと時を待つ。

他人から何を言われても・・・
鼻で笑われても・・・

人を見下したり、心無い人は、自分より劣っていると思う人に、
残酷な言葉を投げる。

聞き流せる雑音は極力聞き流しているつもりでも、
逆鱗に触れる一言を言われると黙って聞いているのも、
限界だ。
受けた傷も治らない。

そういう人ほど、
「自分が言うと角が立つし、話を聞いてくれないから」と、
勘違いしている。
原因を作っているのは自分だと気づかないのだ。

気づかないから、気づいた時には周りに誰もいなくなり、
その場に居られなくなる。
自ら離れて行く。

唯一、その人から学んだことがある。
「私はこの人のようにはなるまい」