女性が働きやすい会社

労働力不足を背景に、企業が女性社員の力を活用しようと本気で取り組み始めている。
女性管理職の登用もなされてきた。
一方で、男女雇用機会均等法から20年経った今でも、女性は第1子出産を機に7割が職場を去っている。
女性がやりがいのある仕事をして、かつ働き続ける為には何が必要なのだろう。

「やりがい」と「続けがい」のある会社が理想。

キャリアカウンセリングを行っていると、よく聞かれる言葉。
先日の長野市就職応援講座でも、
「男性と女性の昇進の速度の違いを目の当たりにした。」
「男性は将来を見据えた配属がなされるが、女性は思いもよらない配置転換をされる。」
という声が聞かれた。

現実はそう。
悲しいかな、女性は、
リーダーや管理職になる為の訓練を受ける機会がない。

実際、私がスーパーバイザーの頃、40代~50代の男性が部下にいたが、
けちょんけちょんにバカにされ、よく攻撃された。
管理職として、上に立つ者として「何が必要なのか」と、
経営者の集まる勉強会やセミナーへの参加、
全国のスーパーバイザーにも会いに行くなど、翻弄する毎日だった。
会社はそれを見て見ぬ振り。自分でそれを求めに行かなければならない現実。
これからの展望とは裏腹に、リアリティ・ショックが大きすぎた。

「今」があるのは、そんな経験もあったからだ。

女性活用が盛んな企業の特徴は、
企業側の大きな変化と、それに呼応して実力を発揮し、
生き生きと働く女性達の姿が見られ、女性と会社の新しい関係が生まれている。

長野にもそのような会社があることを願いたい。
そして、キャリアデザインオフィスキャリアトラストは、
そのような会社で女性が輝けるようキャリアマネジメントを行い貢献したい。

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この記事へのコメント
いきいきと働く女性たちがいる会社、社会。とても大切だと思います。
ですが、女性には出産・育児の負担が大きすぎます。
産休後すぐに復帰するのはいいですが、では子供が熱を出したら?怪我をしたら?そういった現実は必ずつきまといます。
高熱を出している子供を預けて仕事に行かねばならない苦悩。そして周囲の無理解。そういった中に立つことを覚悟しなければ、育児とキャリアの両立はかなり難しいです。
そして、なによりも、女性の中にある「子供が理由なんだから仕方ない」という意識。
これは、本当にそういう場合もあります。
しかし、これに甘えている女性が多いのは事実だと思います。
企業側からしたら、急に休まれたりするような人間よりはより確実に仕事をこなせる人間の方がいいに決まっています。
だから、子供がいる女性が働くことは難しいし、将来そうなる可能性の高い女性に対して男性や企業側が重要なポストを配さないものわかる気がします。
でもね。変えられることはあるのです。
いい意味でみんなが輝ける社会に・・変えていきましょう!
長々すみません(^^ゞつい熱くなっちゃって(笑)
Posted by ぴあんぴあん at 2007年11月12日 09:59
ぴあんさん

こんにちは。私も熱くなってますよっ~。
女性が働きやすい環境やシステムがあれば本当にいいと思う反面、女性の意識改革の必要性も感じます。
ただ、温度差がありすぎてもダメかな~とか思ったり。
みなさんに自分のキャリアを諦めないで欲しいという思いもありワークショップの開催をし始めたのですが、問い合わせの段階で「受講料は無料じゃないんですか?有料なら行きません。」という声も多々聞かれ、あー、やっぱり無料じゃないと長野はダメなのかと落胆もしました。
首都圏でキャリア系のことを受講するとなると、何倍ものお金がかかるのにな。
ある意味、何かを始める時や何か変化を求める時というのは自己投資が必要になってくると思うのですが、なかなかね。
家庭との両立は難しいけど、協力してくださる方のネットワークをいかに多く持つか、理解していただけるように働きかけるかということも大切だと思うんですね。
私の場合、姉や義母、そして友人が「いくらでも面倒見るよ♪」と言ってくれているので、子供を産んでも安心して仕事ができるのですが。そのための人間関係も築いています(笑)
Posted by ひっきー at 2007年11月12日 16:07
熱いね熱いね~!しゃべり場みたいだね!(笑)いいよいいよ^^

何だかんだ言っても、やはり行き着くのはその人の人間性だよね。その人が自分のやりたいことを本気で一生懸命に、情熱をもって誠実に取り組んでいれば、自然と周りも応援してくれるはず。家庭があったり子供がいたりするなら、なおさらそういう環境は必要だもんね。誰もがそういう環境を手に入れられる訳じゃないかもしれないけれど、それが分かっている人から動き出せば、女性の働く環境は少しずつ変わっていくかも。社会や誰かのせいにしないで、自分で切り開く。これは男女問わず皆に言えることなのかも。
・・・熱いね!(笑)
Posted by かなとも at 2007年11月13日 16:11
かなとも

来ると思ったよ~っ。
“社会や誰かのせいにしないで自分で切り開く”
そうだね。
勇気や不安も伴うけど行動してみると「あれれ?」とすんなり行くこともある。
実際、かなともやぴあんさんは独立されていて、いろいろな経験があると思います。
「女性の輝きを応援」する、「夢をリアライズ」する。
素敵だなぁ。
私は、「今ココカラ」切り開いていく。
走り出すと、かなともの言う通り、周りが応援してくれる。
どんよりと抜け出せなかった時期が嘘みたいだ。
今度、座談会しようよ(笑)
Posted by ひっきー at 2007年11月13日 21:10