小学生に伝える難しさ

小学校4年生~6年生に向けてビジネスマナーを行なう機会をいただいた。
楽しく学べる要素を交えて、というリクエストもあり、さてさて、
どう組み立てようか・・・例にする話はどんなものがキャッチーかな?
本番前まで頭の中でシミュレーションしていた。

ちょっと前に、もうひとつ役職についても含められる?とのリクエスト。
おっと、これは。。。

普段、社会人や学生に向けてマナー講座や研修を行なって、
当たり前のように使っている言葉が通じない場面を想定。
小学校のいつの段階で、どの単語を習ったかなんてもう忘れてるし・・・

月9ドラマ「チェンジ」で、木村拓哉が政治の話のことを、
「僕を小学校5年生だと思って話してください」と言っていたセリフがあった。
これって、本当に大切だなと思った。
普段、使っている言葉は、自分では通じると思っている。
それが当たり前のように。

小学生に伝える難しさ。
今回実体験としてこのことを学んだ。
ただ、小学生のみならず誰にでも同じ状況は想定される。
仕事上専門用語を使う人は、要注意だ。

***

終了して会場を出る時、「おつかれっ」と背中を叩いてくれた人がいた。
振り向くとface08今日一緒に時間を共にした小学生。
「名刺交換して」早速、今日の実践を申し入れてくれた。
「ほんとにっ。いいよ~」
他の子達も「ねぇねぇ○○ちゃんと友達なの?」
「ううん、今日仲良くなったんだよ。」
「え~あたしも仲良くして~」「あたしも」「あたしも」「あたしも」・・・なんて、ハイタッチface01
「先生おもしろいよね~」
男の子にも名刺交換しようかって言ったら「やった!!」なんて、
これは、ココロをつかめたということ?ちょっと嬉しかったよ。
また、よろしくねface01

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この記事へのコメント
流石ですね~!

>普段、社会人や学生に向けてマナー講座や研修を行なって、
>当たり前のように使っている言葉が通じない場面を想定。
>小学校のいつの段階で、どの単語を習ったかなんてもう忘れてるし・・・

場面をリアルに想定することは、本当に大事ですね。
この繰り返しが、きっと、自然に出来るようになるんでしょうね。

また、想定と現実とのギャップも感じたと思いますが、
きっと、そこに対応できた結果が、
子供たちのココロをつかんだと思います。
おめでとうございます。

これからも、いろいろと教えてください。
Posted by 黒ちゃん at 2008年08月25日 11:35
お互いプロのひとつの仕事として「コミュニケーション」を扱う者同士。
黒ちゃんからこのようなコメントをもらえると、とても自信になります。
ありがとう。
Posted by ひっきー at 2008年08月25日 21:46
楽しいお仕事をされましたね♪

小学生の高学年は本当に面白いですよ。
私はスポーツ指導ぐらいしかしないのですが
友達のように接する事を心掛けています。

ダメなものは徹底して怒り、直させます。

泣く子もいますが
またついてきます。
みんな素直でかわいい子供たちです。

中途半端に知識を持った人を相手にするよりも
はるかに気持良く
自分のためにもなるのではないでしょうか。

これからも頑張って下さい。
Posted by ロロノア at 2008年08月27日 14:31
ロロノアさん

こんにちはっ。

中途半端に知識を持った人を相手にするよりも
はるかに気持良く
自分のためにもなるのではないでしょうか。

その通りですね。
ほんとは知ってることでも、恥じらいもあり、
なかなか言い出せずモジモジしてるとことか、
こっちが笑うとみんなも笑うし、
こっちがしかめっ面してるとそんな雰囲気だし、
ダイレクトに伝わってしまう感じも、子供は正直ということも、
改めて本当に学ばせていただいた機会でした。

スポーツ指導、楽しそうですね?どんなスポーツなんだろ^^
Posted by ひっきー at 2008年08月27日 16:39
はじめまして。

えっと、ブログがためになるので
過去ログを読み漁っています。

とりあえず、コメント入れずにずっと読んでいたのですが
やっぱり「そうそう!」と思った記事には
ひとこと入れさせてください。
(*´∇`*)

あたしも、ふだんこれを心がけています。
IT用語は難しいし、人にちっとも親切じゃない。
「自分は知識あるんだぞ~」とばかりに
得意気にしゃべられても・・・ねぇ。

クッション役は大変です。
この宇宙語を訳すんですから。
(実は自分もよくわかっていない)←ダメじゃん。

「さごれさんに教えてもらって、初めてわかったわ」と言われると
涙が出るほど嬉しいです。
それで、ここまで来たんだった・・・
Posted by さごれ at 2008年09月22日 10:56
さごれ

うんうん。そう。
インストラクターや講師は、この要素が大切だよね。
偉そうにしていることが仕事じゃない。

私もいろいろ講座に参加したけど、
「周りにあわせてもらわないと困る」とか、
「スピードも大事なんだから」とか、
受講生に言ってる講師を見て、相手の立場になれない人っているんだな。と、受講するより何より、観察し始めちゃったよ。

大人になるとなるほど、今さら聞けないって思うことがある。
そういう時「教えてもらって初めてわかった」と言われ、
感謝されると嬉しいね。
Posted by ひっきーひっきー at 2008年09月22日 14:00